やだんこ!

共通点があったりなかったりする者同士で更新するWeb同人誌です

ずっと蜂蜜と遠雷だとおもってた

告知してた通り、こないだの週末にやだんこ!読書会が行われました。課題図書(読書会の場合も「課題」なのかと今更思った)は恩田陸の「蜜蜂と遠雷」。ピアノコンクールに出場した若者たちと彼らに関わった人たちの群像劇です。いやごめん、群像劇の使い方わかんないから違うかも。でも、たぶん群像劇。

そんなにいろいろな作品を読んでいるわけではないのだけど、恩田陸といえば、どいつもこいつも美男美女で雰囲気も良くおまけに中身も光るものがあるみたいなイメージで、これも同じ印象を受けました。栄伝亜夜ちゃんは顔について言及されてなかったけども。きのこが「ゴスロリ着てそう」と言ってて笑いました。

で、面白いのかい? と皆さんは思うんじゃないかな。おもしろいです。507ページもあってしかも二段組みなのでめちゃめちゃ読むの大変かなって思ったけど、すらすら読めた。

あとですね、これは自分にとって一番の収穫だったんですけど、恩田陸のキャラが美男美女の天才バリバリ最強ナンバーワンなのって、そのまま受け取ることないんだなって。あれはアニメのキャラがピンクだの水色だのぶっ飛んでる髪の色している、いわばちょっとした表現にすぎないと。シナシナ激弱ワーストワンのおれからするとついつい、なんだよー! 恵まれやがって!! となりがちで、過去にはすぐ読むのをやめた作品もあったのですが、これからはほかのも読んでみようかなと思いました。

読書会、おもしろいですよ。みんなもぜひやって見てください。

(だっくる)