【蜜蜂と遠雷】違いのわかる女になりたい
こんにちは、紬です。
だっくるさんときのこたそが読書会記事をあげてたので、私もあげようと思います。すでに書かれていますが『蜜蜂と遠雷』を読みました。恩田陸さんですね。
恩田陸さんは美少女・少年が集う箱庭物がとっても好きです。一番好きなのは『麦の海に沈む果実』です。現実なのかファンタジーなのかわからない、まどろみみたいな世界の中で美少女たちが右往左往するあの感じに引き込まれます。
■そんな感じでまずは本の感想
・この長さでこの読みやすさはすごい
・自分はクラシックがよくわからないので、音楽性のなかに物語を描かれると置いてかれる。中学時代にクラシックの感想を書く授業があって、「追いかけられる感じ」「幸せそう」しか思い浮かばなかった記憶があるので、疎外感がすごい。
・恩田陸あるあるが現実世界にスライドすると違和感がすごい
※あるある=才色兼備ばっかり、主人公は魅力に無自覚なスーパー美少女、その主人公がふたりの魅力的な男の間でなんかする、感受性豊かすぎるうえに自分に酔ってるキャラクター、などなど。ここまで書いたけど恩田陸さんは好きです。好きなものほどディスるオタクの性質ですすいません。
■つぎに読書会の感想
・恩田陸あるあるの一部はだっくるさんも感じてくれているようだった、よかった。
・きのこさんが栄伝亜夜をさわやかにディスってて笑った。
・内容を突き詰めるとタイトルは『蜜蜂と馬』では? となった瞬間がいちばん笑った。北海道あたりの牧場兼養蜂家の話ですかね。
・クラシックの違いは耳がいいひとにはわかるらしい、どう育ったらそうなるんだとおもったけどうちの母親はクラシック大好きだったはずだ、どういうことだ、心底うらやましい。
そんな感じです。ちなみに私は繊細な味わいを楽しむタイプのごはんもあまりよくわかりません。ラーメンとカレーが一番好きです。ほんとうに日本人なのか?
違いのわかる女になりたいな、と思いました。まる。