やだんこ!

共通点があったりなかったりする者同士で更新するWeb同人誌です

親の期待に応える、にもいろんなパターンがある話

こんにちは、紬です。

 

Amazonプライム・ビデオで『彼氏彼女の事情』のアニメがあって、うわーぁ、なつかしい! とおもって見ました。

 

見栄のためだけに努力し尽くす主人公雪野は、THE朝ドラヒロインが跋扈する当時の少女マンガ界ではかなり革新的で「なんかすごいマンガがあらわれたな……?!」とドキドキしたものです。

 

そもそもこの『彼氏彼女の事情』という漢字の多いタイトルからしてぶっとんでた記憶があるんですが、でもすげーーー面白かったよなと懐かしくなりました。

 

漫画のほうの『彼氏彼女の事情』で印象的だったシーンがあるんですが、見栄のために頑張ることがいかに虚しいか気づいた雪野が「しまった! ありのままの自分で生きていれば吉本興業に入って浜ちゃんにどついてもらえていたかもしれないのに」と嘆くものでした。

 

少女マンガとしては後悔するポイントが完全におかしいのですが、これ最近よく思い出すんですよね。なんでかっていうと、私も似たようなもんだな、と今更(!!)気づいたからですね。

 

私の場合、見栄ではなく親からの愛を受け取るためで、そのうえ雪野とはベクトルが正反対の方向に頑張っちゃったわけです。

 

というのも、わが家は兄と姉の出来が良く、どうも親は出来の悪い子を欲しがっている気がする、と感づいた末っ子のわたし。

 

もともと出来もあんまり良くなかったので、これ幸いとばかりに出来の悪さをことあるごとにアピールし、たまーーーになんか良い結果を出したり出さなかったりして、親の愛を獲得したものでした。

(ちなみにここも「もともと出来の良かった雪野が見栄のためにその長所を伸ばす」という設定と似ている)

 

具体的な親の要望を推測するに「出来は悪いががんばって良い結果を残すタイプ=手はかかるが適切に甘えてくれてなんだかんだ親の世間体は守ってくれる」子であってほしかったみたいですけど、まあ良い結果を残せてたかどうかは大目に見てほしい項目ですね。てへ。

 

果たしてありのままの紬を伸ばしていたらうっかり世界放浪で生活できるタイプの人間になっていたかもしれないけれど……という回想をときどきします。

 

ただこの「上の人が求めてるものを返す」は組織に属するにはめちゃめちゃ便利なんでまぁ獲得しといてよかった特技かな、とおもいます。ちなみにデメリットとしては「できる子、と思われるのが本能的に怖い」です。あんま思われないですけどね。。。

 

うわーこの日記すごい反感かいそうだな、まぁいっか!

 

春ですね(о´∀`о)

紬でした。

 

(紬)