やだんこ!

共通点があったりなかったりする者同士で更新するWeb同人誌です

歌会とマンダリンの楼上

今日は歌会に行きました。

歌会というのは短歌を持ち寄って色々言い合う会で、とてもおもしろいです(雑な説明)。

 

短歌には結社という団体があって、わたしはどこの結社にも所属していないのだけれど、今日はある結社の人が多く参加する歌会に混ぜてもらってきました。

結社というと怪しいですよね。秘密結社感ね。秘密結社という言葉においてしか日常生活で結社って使わないもんね。

 

今日の歌会は参加者に年上の方が多く、くるりを詠み込んだ歌を出したら、くるりってなに? みたいな感じになり、名前は知ってるけどなんの人? バンド? ひとり? と言われ、岸田繁に抱かれたい女ばかりいる世界線にいたわたしはけっこうびっくりしました。


でもわたしもザ・ベストテンという番組の詳細を知らなかったのでそういうものだなとおもいました。


俳句と短歌をやっていると、長いから短歌の方が複雑なこと言えていいでしょ~と時々言われます。

結論としてはそうでもないなという感じです。

むしろ短歌の方が中身つめつめにすると読みにくいです。うってなっちゃう。言わない方がきれいだったりする。情報量は文字数に比例しないなという実感です。


あと、今日は、歌会の最中に地震がきて、揺れたのはわたしたちのいたルノアールの入ってるビルだけだったのかもしれないけど(歌会はよくルノアールで行われます)、誰がどれの歌を詠んだかわからない状態でみんな死んだらちょっとうつくしいなとおもいました。


歌会は基本誰がどれを詠んだか内緒にして意見を言い合います。ときどき誰が詠んだか当てようとする人がいたりして、そういうのも楽しさのひとつではあります。


今日の歌会で出した歌です。


中国の香りのお茶を飲みながらやってきて帰っていくくるり


琥珀色の街、上海蟹の朝」では、マンダリンの楼上、というフレーズがめちゃめちゃ良いとおもいます。

マンダリンの楼上、のぼりたい。

 

明日はやだんこ!メンバーで読書会です。


(きのこ)