五大文芸誌新人賞全部に出したよ(群像と文學界編)
去年の秋から、五大文芸誌の新人賞全部に応募しようキャンペーンを一人で勝手に行っていました。
五大文芸誌とは、純文学系の雑誌五誌のことをさしています。文藝、新潮、すばる、群像、文學界の五誌があります。
去年(2017年)秋締め切りの群像と文學界、今年(2018)年春締め切りの文藝と新潮とすばる、それぞれに小説を書いて応募しました。
つまり五本書きました。人間やればできるものだなと思いました。
結果やレポートは全部出揃ったらまたまとめて書きます。
群像と文學界の結果はもう出ているので、今回は文學界と群像に出した作品の結果について簡単に書きます。
●文學界
落ちていました。えへへ。
結構うまく書けたぞという作品を持ってきたのでくやしいです!
落ちた作品はわたしのブログで読めます。よかったらこういうのが落ちるんだという参考にしてください(自虐的になっちゃったけど楽しくのびのび書けたと思います)。
http://yokaikinoko.blog.fc2.com/blog-entry-116.html?sp
文學界は今年受賞者なしで、こういう回こそ選評を読め! と吉村萬壱がツイートしていました。
http://twitter.com/yoshimuramanman/status/988841328661352448
なかなかおもしろかったので、2018年文學界5月号を読んでいない方はぜひ。章立てしすぎるななどと長嶋有が指摘しています。
●群像
一次通過でした。やったー! いややったーではなくて、もっと先の方まで通ってほしかったです。
これはうまく書けたし結構気に入ってもいたので、もしかしたら新人賞とっちゃうんじゃないのか、などと勝手に思って応募したあとすぐ寿司食いにいったのですが、とれませんでした。間違ったタイミングでの寿司だったことを認めます。
高橋源一郎がツイッターで(ソースがツイッターばかりですいません)新人賞決まった、これは驚くだろうな、みたいなツイートをしていたのは記憶に新しいところです。はやく読みたい!!
ときどき、五大文芸誌の賞に応募してても倍率高くてとれるわけない(デビューできない)という説をとなえている人がいます。
群像は合計2016通の応募があったそうです。そのうち賞を取るのはひとり、ないしふたりなので、たしかに倍率は鬼ヤバです。
でも出さないととれないよな、となんとなくもやもやしていました。
とはいえわたしもそんなに応募した経験がないので、出さなきゃとれないじゃん意見に説得力ないなと思っていて、じゃあ出してみよう、となったのが五大文芸誌全部出すぞキャンペーンのはじまりでした。
五大文芸誌の賞全部出ししてデビューした作家としては、さきほどちょっと名前出ましたが、長嶋有がそうだったと思います。
あとすこし話題ずれて恐縮ですが、芥川賞と載った雑誌の相関関係はこの記事が詳しいです。(ただし少し情報古いです)
http://atohs.hatenablog.com/entry/akutagawa-zasshi
引き続き小説書いていきまーす。よろしくお願いします。
(きのこ)