カルディに入るのって勇気いりません?
駅前にビルがある。
そこがおしゃれなビルならば最高だ。
そして、おしゃれなビルには必ず、ある。
カルディがあるのだ。
駅ビルにあるKALDI。コーヒー染めの木製の木棚に、もりっと詰まれた食料品。ちょっとした雑貨にすら見える豊富でおしゃれなアイテムは、コンビニやスーパーではまず見かけることはない。酒類も豊富に取りそろえ、ナッツや黒糖も売っている。
カルディは正式には「「コーヒーと輸入食品のワンダーファーム カルディコーヒーファーム」という。
その名の通りもともとはコーヒーの販売に特化しており、今でも店先ではコーヒーの試飲をさせてもらえる上、場合によってはコーヒー以外も試飲させてくれる。
「本日の食材」を買いに来る主婦・主夫、あるいは家族連れを狙った雑な店舗とは何かが違う。優雅で高貴な雰囲気、積み上がるアイテムの優雅さと特別さ。それはまるで迷える子羊たちの眼前に現れた天使の輪、救済を指南する予言者たちが指し示すエデンだ。
コーヒー色の木製棚の暖かい雰囲気は、そのあたりのテナントとは何かが違うオーラを放ち。
女性の店員さんが優しく「黒霧島にも何種類もあるんですよー」と教えてくれ、しかもコーヒーを試飲させてくれる。
それがカルディなんだ!!
私には夢がある。いつかカルディでサングリアとコーヒーを買い、店員さんから「お並びいただきありがとうございます」と言われたい。
でもまだカルディに入る勇気が出ないのでした。
(たたた)