やだんこ!

共通点があったりなかったりする者同士で更新するWeb同人誌です

アンナチュラルを観たらリーガル・ハイについて語りたくなった日記

いまさらながら観ました、アンナチュラル。

話題になってた頃から気になってはいたけど、ようやく観た。

ものすごく面白い。

いまわたしは石原さとみになりたい最盛期です。

 

そんなわけで、これはすごいドラマだ……と感動していたら、

なぜか自分史上いちばん好きなドラマ、リーガル・ハイについて語りたくなりました。

 

なんでそうなったのか、理屈ではよくわかりません。

とりあえず書いてみます。

 

なんといっても堺雅人演じる主人公、古美門研介がいいのです。

 

金のためならなんでもする悪徳弁護士で、

有能で負け知らずではあるけれど、

美女が大好きで他人に厳しく、かなりの人格破綻者

 

いざ裁判に負けそうになるとパニックになって法廷から逃げ出す始末。

主人公としてのかっこよさ、どこいった?

と思わせてくれる弁護士です。

 

そんな主人公のなにがいいって、

実はいいひと、本当は優しい、こうならざるをえなかった過去がある……

とかそういう描写がほぼほぼないところなんです。

 

父親が厳しくて云々……みたいな設定はでてくるけれど、

そもそも小学生低学年のころから口達者で生意気なキャラだったようだし、

たまに愛嬌は見せるけど、どこまでいっても人格破綻者。

 

現実にいたら確実に近寄りたくはないんだけれど、

わたしはこういうひとが主人公のドラマを観るといつも安心します。

 

そして、主人公がこんななので物語もなかなかぶっとんでます。

 

新垣結衣演じる新人弁護士を朝ドラヒロインが!! とネタにしつづけたり。

美醜とか田舎とか老人に関して、その表現大丈夫?! 怒られない?!

とハラハラさせられる展開てんこもりだったり。

 

わたしはゴールデンタイムのドラマで、

朝ドラを真正面から馬鹿にする作品を初めて観ました。

 

きわめつけはドラマの終盤、大きな裁判の見せ場で、

古美門自身がこれまで弁護してきた人たちの事例をだし、

「なんて身勝手なひとたちなんだ!」

みたいなことを言い放つシーンがあり、

そこで鳥肌がたつような感動を覚えたものです。

 

おまえ、あんな全力で守ってきた人たちに対してそれいっちゃう?!

と思いながらも、

 

まぁ、そうだよな

どんな人間のどんな言動も、

視点や立場を変えれば悪意にも善意にもなるんだよなぁ

 

としみじみしました。

 

そんなあれこれのおかげなのか、

「良い悪い、正しい間違ってるなんてどこにもなくて、

人それぞれの生き方があるだけ」

みたいなものがテーマの一つとして描かれているように感じとり、

そこにもすごく安心したのでした。

 

たぶんよくわからない懐の深さに安心したんでしょうね。

 

いろんなものを押し付けられ、じぶんも他人に押し付けてしまう人生で、

まぁなんでもいいじゃん!

とドラマを通して言ってくれていたような気がして。

 

あとはまぁ堺雅人が大好き!

ということも大前提にあります。はい。

 

そんなわけで、やっぱり好きなドラマはDVDが手元にあったほうがいいかもなぁ、

と思い、Amazonとにらめっこです。

 

アンナチュラルもDVDがでたみたいですね。

お金のかかる夏でございます。

 

みなさま熱中症にお気をつけて。

 

 (紬)