はじめての宝塚『サンダーボルト ファンタジー』体験記
ついに……ついに行ってきました、宝塚!
「 いってみたいなーでもチケットとれなそうだなールール多そうで怖 いなー」
と二の足を踏むこと10年以上。
友人に誘ってもらい、
東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』」
という公演に行ってまいりました。
どんな内容かというと、こんな感じです。
・台湾公演のライブビューイング
( 正確には台湾の昔からあるお話の虚淵玄版といったところらしい)
くわしくはこちら。
いやーーー感動しました。
あらゆる方向性から「うっ……(涙)」となりすぎてまとめきれないので、
箇条書きでざざざっといきますね。
■虚淵玄×宝塚という異文化コミュニケーション
あのダークサイドに落ちやすい虚淵玄の物語を
どうやってあのキラキラした宝塚が舞台化するのか……?
とドキドキしながら劇場に足を運びました。
主人公である凜雪鴉(りんせつあ)は、
敵なのか味方なのかつかみどころのない、なんとも怪しい役どころ。
なんとなくまどマギのキューべーを彷彿とさせます。
この 凜雪鴉を星組トップスターの紅ゆずるさんが演じられていたのです が、
これがとってもいい……。
どこまでも飄々とした凜雪鴉がふと見せる、眼光鋭い腹黒そうな表情。
これがとってもいい……。
こういう狂人、よくアニメでは見るけど、
まさか宝塚で見るとは……!
これが異文化コミュニケーション……!
ここまでくるともう何次元なのか……!
と胸が高鳴ると同時に、なんだかとっても感慨が深かったです。
■もはや台湾との文化交流なのですね
台湾での宝塚公演は数年前から
何度か行われていたらしいのですが、
今回も台湾の方向けに行われるショーがもりだくさん。
※宝塚は劇が終わった後に、歌ありダンスあり寸劇ありのショーが行われます。
「望春風」という台湾の代表的歌謡曲を
紅ゆずるさんが中国語で歌われたり、
台湾出身のビビアンスーが日本で歌っていた「タイミング」を
トップの女役の綺咲愛里さんが歌われたり……。
これは台湾のファンからしたら感涙ものだろうな!
というサービス精神たっぷりのショーでした。
■紅ゆずるさんの存在感がすさまじい
ライブビューイングということで、
画面越しの観劇だったにもかかわらず、
劇でもショーでも紅さんの存在感がすさまじかったです。
とくにショーの見どころでは、
世界が紅ゆずるさんになる
とでもいいましょうか。
圧倒的なパフォーマンスでこちらに迫ってくるので、
正直あんまり細かいことは覚えていません。
存在そのものに気を取られてしまった感じです。
トップスターになるとは誰も予想していない中、
腐らずにひたすら努力をされてきた方とのこと。
今回も激務のなかで、
中国語の歌を披露できるよう猛勉強したという
涙なしでは聞けないエピソードつきです。
これはトップになるのもうなずける。
完全に推せる。
とただのファンになったのでした。
■おわりに
新しい世界を知ったな……
そして入り込んでしまったな……
というのが今の素直な感想です。
ひとまず宝塚関連の書籍を読み漁っている今日この頃。
ガチでハマるのかここで踏みとどまるのか……。
ご興味のある方は続報をお待ちください。
紬